COLUMN

親の会社、どうしよう。家族が “もやもや” の段階で気づくべき5つのこと

「親が経営する会社、自分は継がない」と決めている。それでも、何か引っかかる。

このページに辿り着いた、あなたの “もやもや” は、決して気のせいではありません。中小企業庁の推計では、2025年時点で約245万人の中小企業経営者が70歳を超え、そのうち約127万人が後継者未定とされてきました。帝国データバンクの全国「後継者不在率」動向調査(2025年)では、後継者不在率は50.1%と過去最低を更新し、7年連続で改善していますが、それでもなお2社に1社は後継者が決まっていないのが現実です。そして、その多くのご家庭では、家族がまだ一度も、まともに「会社の将来」を話し合えていません。

1. 「継がない」と「廃業させる」は、別の話

多くのご家族が、この2つを同じものだと思い込んでいます。「継がないなら、もう廃業しかない」と。

でも、選択肢はそんなに少なくありません。第三者承継(M&A)、従業員承継、地域承継——どの選択肢も、ご家族が「継がない」と決めた後にこそ、初めて検討できるものです。実際、帝国データバンクの2025年調査では、同族承継が減り内部昇格やM&Aによる承継が増える「脱ファミリー化」が着実に進んでいます。継がないことは、廃業を意味しません。

2. 親が「まだいい」と言っているとき、すでに遅れている

事業承継には、平均して 5〜10年 の準備期間が必要だと言われています。M&Aの相手探しだけでも、1〜3年。親が「まだ大丈夫」と言っているうちに、健康問題、判断力の低下、突然の不在——どれかが先に来てしまうケースが、現実に起きています。

3. 家族が動き出すと、選択肢が広がる

親本人は、長年染み付いた「自分の会社」という意識から、第三者の関与に抵抗を持ちがちです。一方、ご家族からの提案は、不思議と受け入れられやすい。「あなたが言うなら、考えてみようか」と。

大切なのは、親を説得しようとする対立ではなく協働の姿勢です。これは、私たちが運営する事業承継メディア「つぐひと」が、家族目線にこだわる最大の理由です。

4. 「気持ち」と「情報」を、分けて考える

事業承継を考え始めると、感情的になりがちです。「親を裏切るのでは」「兄弟との関係は」「従業員はどうなる」。こうした気持ちは大切ですが、まずは 情報を冷静に整理することが先決 です。

5. 一人で抱え込まない

事業承継は、ご家族だけで解決できる問題ではありません。弁護士、税理士、M&Aアドバイザー、地域の事業承継・引継ぎ支援センター——力を貸してくれる専門家は、思っているよりも多くいます。

つぐひとでは、ご家族からの匿名相談を 無料 で受け付けています。「親には言えないけれど、誰かに聞いてほしい」段階から、お気軽にご相談ください。

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本記事は、株式会社C&Cが運営する事業承継メディア「つぐひと」が独自に作成したものです。
具体的な税務・法務判断は、必ず弁護士・税理士・M&Aアドバイザー等の専門家にご相談ください。

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