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創業者の想い ・ 鈴木 智哉

FOUNDER INTERVIEW ・ 株式会社C&C 代表取締役 鈴木 智哉

なぜ、家族目線の事業承継メディアを立ち上げたのか。

「親の会社、どうしよう」という、誰にも言えない “もやもや” を抱えたまま、家族は孤立しています。
オーナー本人ではなく、ご家族から動き出せる事業承継のかたちを、もっと社会の標準にしたい——。
そう考えて、私は2025年8月、株式会社C&Cを創業し、「つぐひと」を立ち上げました。

地域コミュニティ事業「まちアカ」から見えた、もう一つの課題

つぐひとの母体である株式会社C&Cは、もともと地域コミュニティ事業「まちアカ」を運営しています。
全国の地域に密着したSNS運用ノウハウを、フランチャイズ形式でオーナーに提供する事業です。

このまちアカ事業を通じて、私は全国の地方都市で活動するFCオーナー、そしてその先にいる地域中小企業の経営者の方々と、日々お話しする機会に恵まれてきました。

そこで、繰り返し目にしてきた光景があります。

「うちの息子は会社を継がないので、もう仕方ないんです」
「私の代で店じまいですね」
「相談する相手がいないから、廃業の準備をしています」

地域に根ざし、社員に愛され、取引先からも信頼されている素晴らしい中小企業の経営者が、「選択肢を知らないまま」廃業を選んでいく場面に、何度も出会いました。

転機は、ある経営者のご家族からの一言でした

あるとき、地方の中堅製造業を営む経営者の娘さんから、こんな相談を受けました。

「父が “もう廃業するしかない” と言っているのですが、本当にそれしか道はないんでしょうか。家族として、何ができるのか分からないんです。」

このとき、私はハッとしました。
事業承継の現場では、オーナー本人を対象にしたサービスは数多くある。M&Aプラットフォーム、金融機関のアドバイザリー、事業引継ぎ支援センター——。

しかし、ご家族の “もやもや” を受け止め、選択肢を整理し、家族で話し合う土台を作る場所は、ほとんど存在しなかったのです。

家族が動き出すと、選択肢が広がる

事業承継には、5つの選択肢があります。

  1. 親族内承継
  2. 従業員承継(MBO/EBO)
  3. 第三者承継(M&A)
  4. 地域承継
  5. 計画的廃業

このうち、「廃業」が最善のケースもあります。しかしそれは、他の4つを真剣に検討した上で、初めて選ばれるべき選択肢です。

実際、家族のお一人が「他にも道があるかもしれない」と動き出すことで、第三者承継につながった事例、社員承継が実現した事例、地域に根ざした若手起業家への “のれん分け” が叶った事例——を、つぐひとは数多く伴走してきました。

つぐひとが、3つの視点を大切にする理由

つぐひとは、「家族」「オーナー」「後継者」の3者を、対立ではなく協働の関係でつなぐ場として設計しています。

これは、まちアカ事業で学んだ「地域コミュニティ」の考え方を、事業承継の現場に持ち込んだものです。
地域には、お互いの顔が見える人間関係があります。事業承継もまた、人と人の関係性の上に成り立っている——そう信じています。

これからのビジョン

つぐひとは、創業初年度に以下を実現する目標を掲げています。

「親の会社、どうしよう」が、もはや孤立の言葉ではなく、家族で前に進むための合言葉になる。
そんな未来を、つぐひとは、皆さまと一緒に作っていきたいと考えています。

個人情報

氏名 鈴木 智哉(Tomoya Suzuki)
役職 株式会社C&C 代表取締役
事業 地域コミュニティ事業「まちアカ」 / 事業承継メディア「つぐひと」
専門領域 地域中小企業のコミュニティマーケティング、事業承継の対話設計
連絡先 info@cc-corp.co.jp

取材・登壇のご依頼

事業承継、家族目線の経営、地域コミュニティに関する取材・登壇のご依頼を承っております。
お問い合わせは info@cc-corp.co.jp までお気軽にどうぞ。


本ページは株式会社C&C 代表取締役 鈴木智哉が監修・執筆しました。
2026年5月30日 公開